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露地植えについて |
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当店で扱うサボテン・多肉植物には、「露地植えが可能」と表記をしている植物があります。これは、当店で実地栽培し確認し表記しています。このため、わが国のいずれの地域、環境において無条件に可能という意味ではなく、以下のような条件の地域、環境となります。また同等条件の地域であっても、降雨量、土壌等僅かな環境の違い、その年ごとの気候やお客さまの栽培管理によっても異なりますので、結果を一切保証いたしません。可能性があるという目安としてお考えください。
冬季最低温度が上記より若干低くても、防寒対策により露地植え可能な場合があります。
■簡易な防寒対策について気象は毎年同じではありません。昨年越冬できたからといって本年も越冬できるとは限りませんし、また、はじめてともなれば越冬に不安がある場合もあります。耐寒性ギリギリの地域もあるかもしれません。そういった場合は、防寒対策をするといいでしょう。 一番簡易で優れものの防寒対策は、「苗帽子」です。右写真のような苗帽子がホームセンターなどで５個セット数百円で販売されています。サイズもいろいろあります。これを被せておくだけでもかなり違います（地面への固定ピンが付属します。）。苗帽子の天頂部には穴が開いています。これがとても重要な働きをしますので、この穴を塞いだりしないようにしましょう。 参考までに、当地の気象データを以下に記載します。 
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■耐寒性ゾーン（Hardiness Zone）について耐寒性ゾーン（Hardiness Zone）は、ハーディネスゾーン、クライメートゾーン、USDAゾーンとも呼ばれます。アメリカ合衆国農務省（USDA）が国土の広いアメリカ合衆国において、適切な農作物を選択する基準として作成したのが始まりです。国土を最低気温を基にして１〜１１のゾーン及びa、b二つの区分に分ける等温線で区切ったものです。ゾーンの数字が小さい方が低温、大きい方が高温となります。 現在では、アメリカ合衆国のみでなくヨーロッパでも作成されて活用されています。 海外で流通する一般的な栽培作物にはゾーンが表示され、どこなら植栽できるかの適応範囲が分かるようになっています。わが国においても、同様の基準を適用し各地の気候を見れば、海外データを活用し露地植えできる植物の目安となります。 耐寒性ゾーンは、同じ都道府県であっても南北の長さや地形、標高、海の近くでは海流によりかなりの違いが見られ、また大都市では、都市活動によるヒートアイランド現象により近隣の地域よりもかなりランクが高くなる場合があります。 サボテン・多肉植物においては、乾燥休眠時には耐寒性が高くても土壌湿度が高いと枯死する可能性があり、一概にゾーン（最低温度）のみを基準として考えられないこともあります。同じゾーンであっても、冬季に比較的降水量が少ない地域では問題なくても、冬季に降水量が多い地域（例えば日本海側）では問題があるので注意が必要です。同様に、海外資料におけるゾーンは、降水量の点で、そのまま鵜呑みにできないものの一定の参考になるものと考えられます。 以下は、ゾーンの区分とそれに対応する地域の例です。なお、地域の例はある時点のものであり現在状況を反映しているとは限りません。ご自身の地域については気象庁の最低気温（極値）データから判断してください。
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